関東は、桜も散りましたが、この時期、はなみづき、チューリップなど色んな花が咲き始め春を実感します。鳥のさえずりも春めいています。ゴルフ場の枯れ芝もザックリショットのあとに緑の新芽が観えます。これらに呼応してか株式市場、為替市場も春を迎えたのでしょうか?

輸出産業を中心に業績も好転している模様、物流の量的増加が待たれます。海運市況の回復はちょっと時差があるのでしょうか? 世界的に物流が増えれば船腹過剰感は一気に解消されるでしょう。海運の春は間近か? 業界の雄である NYK 、MOSK 等の業績は、赤字予想から一変黒字に好転しているが、これは円安に起因するものと想われ、未だ予断を許しません。円借金のドル収入を背景とする船主群は取り敢えず一息ついたことでしょう。最近、三井造船と川重が合併 (?) する話が出ていますが、造船業から撤退する運命の一里塚なのでしょうか? リーマンショック後、ドル建てで新造船の受注を余儀なくした造船所も為替が100円に接近すると一息ついたことでしょう。しかし、大手兼業造船所は、商船建造から撤退すべきで、専業造船所に任せるべきです。専業造船所には培った技量、匠の技もあり、韓国、中国には太刀打ち出来るはずです。実に、大手は航空機産業、環境に関わるプラントなどへ志向を観ますがそうあるべきでしょう。石油ガス開発、生産関連の海上構造物はこれに力点を置いて大手が頑張っていましたが、残念ながら韓国造船所に追い抜かされ、巻き返しは難しいでしょう。
長島さんと松井君の国民栄誉賞は納得できませんが、アベノミクスは短期間に大当たりで、あとは物価指数上昇が 2% 達成できるか、国民の所得が上がるか観るだけです。アベノミクス効果が海運、造船に反映するのも早く観たいものです。