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コラム
2007 Vol. 1 PDF 版


謹賀新年

今年も引き続き海運市況絶好調なること祈願します。

日本経済は「いざなぎ」を超えたそうですが、海運造船は「ULTRA HIGH」のまま新年を迎えております。しかしこの時期「点」、「線」でなく、「面」を観て物事を判断したいものです。又、世界の地政 (Geopolitical) を敏感にキャッチして物事を判断したいものです。

「面」とは、海運関連の業界全てを含みます。荷主動向、オペレーター動向、海上安全規制、天然資源、金融、保険、バンカー代、港湾、舶用機器メーカー等。「地政」は日本国だけではなく世界の情勢 - 政治、政権、地域経済、国際金融、中国、荷動きの変化等 - を常々察知しておくことです。日本経済新聞を隅々まで読んでおれば事は足るでしょう。又、出来るだけ人に会って交流するのも学習になるでしょう。その上で自分の特性なり感性を磨く事になりましょうか ...


猪突猛進は結構ですが、難関を突き飛ばすのは結構ですが度が過ぎれば牙が壁に突き刺さって身動き出来なることもあります。

矢張り中国経済に注目しておくことは重要でしょう。何れ破綻がありましょう。China-Watch をお忘れなく。中国造船所が雨後のたけのこのように出現しますが、船価安くとも未だ品質に問題ありそうです。アメリカはイラクでチョンボして徐々におかしくなっているような気配を感じます。ブッシュ政権は重厚長大産業にサポートされていると仄聞しますが、次期政権は変わるのでしょう。政治、経済、軍事面での世界の頂点に君臨してきた歴史に些か翳りが見えます。EU は徐々に力をつけてきているように見えます。これらは全て海運市況に影響するものなのです。

市況が良くても休むわけには行きません。健康第一、健勝を祈念致します。

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