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コラム
2006 Vol. 2 PDF 版


売買船市況は高止まりからやや軟弱になってきた模様です。海運市況は軟弱化が先行しておりますが、新規投資は未だ採算取れ難い現状かと思われます。新造船は、造船所に満腹感があり、またぞろ海上安全対策で新設計が要求されること等で、造る人も買う人も受注活動は小休止。

注目の中国では「全人代」(国会) も終わり、経済成長は10% (8.5% ?) 以内に抑える由。それにしてもオリンピック、エクスポに向かってたいした成長率です。昨年の如く着地で10%を超えるのでないでしょうか? 欧米・日本も景気は回復基調と云えると思われ、従って海上輸送量も暫くは落ち込む事も無いでしょう。

3月6日、読売新聞のリクルート広告に、新卒学生を対象に向けた次のメッセージ ... 皆様自身の人生経験のなかで思い当たる節があるのではないでしょうか?

強いときの自分より 弱いときの自分のほうが ほんとの自分なのかもしれない
嘘をつく自分より 正直な自分のほうが 人を傷つけたりする
疑っている自分より 信じきっている自分のほうが なまけているみたいだ
だれかをおもう自分より 自分をおもう自分のほうが だれかを幸せにできる気がした
きょうの自分は、今だけのじぶん。あしたの自分は、また、きっとちがう。
自分をこわす。自分をつくる。だれかと出会って、また、自分が生まれる。

「浮きつ沈みつ」の海運市況のなかで、強気もあれば弱気もあり、嘘とはいわないが正直さに欠けることもあり、疑う事が多く信じる事が少なく、否定的な発想よりスタートしている自分、自分のために働く事が会社のためになること ... IT 進化により何かと便利になったものの矢張り人と会ってまた自分が生まれるものです。


冬季オリンピックでは金メダルたったの1つ。何やら自信のある発言が多々あったが、カーリング入賞が一番インパクトがあったと思います。海運もカーリングの如く静かに慎重に ... がよろしい。

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