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コラム
2006 Vol. 9 PDF 版


日中は残暑の感あるも朝、夕はやや涼しくなり日中の風もやや初秋の趣も感する昨今です。

次期首相は安倍晋三さんでしょう。小泉さんのかたくなまでの靖国参拝でなく、我々海運チームにとってはアジア諸国は重要な市場が故、国の長はもう少しソフトな対応して欲しいものです。特に中国は市況の下ささえとなっている事もあり、今後共それは変わりません。余り摩擦にならない方がよろしい。

早実の斎藤君は酷暑の中で優勝しました。すがすがしい若者で初秋の涼げな好印象をうけました。海運も寒くない熱くも無い涼しげな方がよろしい。それにしてもジャーナリストがアメリカまで追いかける姿は如何なものか。日本からのカメラ60台、米国々内は4、5台。

近親間の殺伐とした事件が多くなりました。これら事件をしつこく追求し尾ヒレをつけて放送するジャーナリストも如何なものか ... 。戦後の基礎的教育に問題があるのでしょう。民主の小沢さんも昔から教育問題を指摘していますが安倍さんも力を入れるべきでしょう。かかる社会不安が「風が吹けば桶屋が儲かる」ではありませんが海運に影響するものなのです。


海運市況は未だ好調です。売買市況も一寸下がりましたが又持ち直して高位で継続推移しております。間違いなく売船は千載一隅のチャンスでしょう。先週香港に出張時に、識者に「何時市況が下落するのか?」と聞いたら「あと5年は大丈夫」という。その背景はやはり「中国」と云う。高い船価を払っても5年は大丈夫という事でしょうか。俄かには信じられません。

香港の後上海に行きましたが、朝の内は快晴、午後からスモッグ (?) を見るに何か製造業に対する環境汚染防止規制が出るかもしれません。内陸都市と海岸都市との格差で暴動はないでしょうか。石油がかくも高騰して問題ないでしょうか。電気、水、為替、風水害、食糧問題 ... 中央政府には強い行政力がある故うまくやり続けて欲しいものです。未だ海運市況は直接、間接、中国が頼りと云っても過言ではありません。年に一度は上海に行って肌で何かを感じて下さい。その折に重慶、武漢 (どちらも内陸大工業地域) 、そして時間があれば西安 (秦の始皇帝の墓、兵馬俑の世界遺産) まで足を延ばされては如何。

「沈みつ浮きつ」... 必ず市況は下がるものです。死ぬまで嘘をつき続けば真実になると云いますが現況が継続してそれが当たり前になること祈願しつつ「何時下降するのか」探索するのも「ゆとり」です。

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