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コラム
2003 Vol. 4 PDF 版


2003年も暮れようとしています。地政学的 (Geopolitically) には世界的に大事件が頻発し少なからず海運にも影響を与えました。中国の経済的発展、特に鉄鋼生産の伸びは海運に大きな影響を及ぼし、ケープサイズバルカーの未曾有の運賃高騰を観ました。これがハンディーにも連鎖反応、ひょっとすると伝統的なバリアを超えて近海船にまで好影響を及ぼしたのか ... 日本の景気もやや上昇気運に乗っていることは認知しても良かろうかと思います。海運会社の株価の高騰は業績を反映したものと確信します。為替は120円から110円になりました。これ以上の円高は困ります。低金利で推移しました。



2004年もよろしく

上記を踏まえて2003年後半、歴史的に例を見ないような好転をして年末を迎えました。されどこの絶好調 (Extreme Market) は必ずや下降します。日本の識者の平均的発言は、2004年前半まで現状のまま推移、後半より下り坂、しかし破棄的な急な坂 (Collapsion) は無しと観ているようです。皆さんの期待は中国が市況の重要な先導市場であり、北京オリンピック (2008年) とか万博 (2010年) まで中国経済転覆は無いと願っているのでしょう。欧州の識者 (一流ブローカー調査室など) の予測は平均値は有りませんが、概ね2004年通じて好調維持されると見ているようです。そこで提案
  1. DC せずに売船しましょう。そして時期投資を画策しましょう。
  2. SOLAS / IMO 新規要求は続々出てきますが、全て適合させましょう。船主コストはこの時期傭船料の上方修正で調整しましょう。
  3. 2004年も運賃市況の好調持続を祈願して神様に礼拝しましょう。

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