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コラム
1997 Vol. 1 PDF 版


1997年度、船出!

天変地異もなく温かく穏やかに明けた1997年でありますが、海運造船業界にとっては特に "脇を締めて" 歩く年になりましょう。

円安と低金利は今年通じて継続するでしょう。これは好材料ですが日本市場の景気の浮上・好転を観ません。

内航市況悪化は決して好転せず、従って関連の造船所にも影響がありましょう。内航船主が外航へ転換するトレンドがありますが、余程の注意と覚悟が要ります。

近海では代替新造の動きはあるが、米騒動をキッカケに建造されたカサアゲ船は供給超過の反省があったのでは? 注意。注意。

船主により投資効果の差異を観るのは興味があります。同じ10億円の投資でも $4,700/日があれば、船種が変われば $5,700もらえる船もある。

情報過多の時代といえども情報を多岐にわたり入手し正しい選別をすることが重要な1997年と思います。



あわてずユックリ、ユックリ
脇を締めて ...

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