今年の海運界は、春先より円安に振れて100円になったことが何よりも有難かったのではないでしょうか? それに呼応して株式市場も上昇しました。為替も株もこのレベルで新年を迎えるでしょう。それにしても宮里優作が今年最後で優勝してよかったですね、つい貰い泣きしました。松山英樹選手も宮里優作選手も、そして海運市況も来年は大いに期待できるのではないでしょうか?

海運とは直接関係ありませんが、富士山が世界文化遺産に登録されたこと、そして2020年東京オリンピックが決まったことはまこと良いニュースでした。将来に何か明るい目標があることはそれに向かって前向きになるので良いことなのです。

今のところアベノミクスは思惑通り進んでいるようです。円安に振れたのも安倍さん、黒田さんのおかげかもしれません。安倍さんは、海外、国内と動きまわり、各種会議に出席、等々多忙を極めている様子ですが、健康に留意して、奢らず、今のペースで来年へ繋いで欲しいものです。欧米の景気も改善しており、このまま年越しすると想われます。中国は常々全国人民代表大会 (全人代) と共産党の党中央委員会全体会議 (今年は3中全会) のコミュニケを注視していますが、3中全会は「党の指導を堅持し中国の特色ある社会主義の道を歩む」とし「改革開放路線の全面進化」をうたっており、海運市況に良い材料を嗅ぐものではありません。何やら良からぬ国内事情を感じます。経済成長率が鈍化しても、大量の海上輸送を必要とする国だけに動向を無視することは出来ません。防空識別圏とか尖閣諸島などは蓋をして、地方の少数民族の治安、PM 2.5 対策等に力を注いでください。

「沈みつ、浮きつ」年末に向けての海運市況の改善を観ます。この延長で来年は当初より、より良い環境がありますように祈願して止みません。

今年は多岐に亘りお世話になりました、来年もよろしくお願い申し上げます。
どうぞ良いお年をお迎え下さい。