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コラム
2005 Vol. 2 PDF 版


最近中国の上海・南京を訪問し、訪れた大手船会社の副社長に「今の好況は中国のお陰です」と先ずは感謝の意を表し、その後「永遠に好況は続かないが、何時何処の国が起因して降下するのでしょうかネ?」と尋ねたらかなりはっきりと曰く「それは中国で、オリンピック直後でしょう」と。「オリンピックまでと予測されるのは多くおられますが、もう少し解説をして下さい」それなりの解説がありましたがそれは兎も角中国の偉い人がこの類の発言されるのもびっくりです。因みにこの人はアメリカに留学して頭脳明晰の仁ではありました。

市況は依然好調で添付の成約例を観ても過去に事例を観ないレベルで何らコメントも出来ません。用船料運賃も然りオリンピックまで続くことを期待して止みませんが、「沈みつ浮きつ」(山下三郎著) で何れ沈む時が来ます。それは先であれば先であるほど有難いものですが、海運・造船・金融業界も世界の動きは緊張して的確に情報を収集しておく事が肝要かと存じます。沈む時でも浮く時でも、必ず商機はあるものです。


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