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コラム
2003 Vol. 3 PDF 版


海運市況は依然好調に推移していますが、関西では阪神タイガース好調のおかげと説明がありました。海運界では洋の東西を問わず「いつ市況が軟化するか?」と囁かれております。景気と荷動きと必ずしも呼応せずに海運市況が高騰することに確たる理論構築できないだけに、世界の識者が「いつ市況が軟化 ... 」と語りだすと、阪神タイガースも同様本当に落ち目になるものです。

阪神百貨店の株は、阪神が勝った翌日上がり、負けた翌日は下がる現象,ご存知ですか? 負けた翌日に同社の株を買い増しし続け、優勝 (?) の翌日に売ると必ず儲けると大阪の友人が言っておりました。

思い起こすと85年阪神タイガース優勝時、プラザ合意も相俟って急激な円高に移行いたしました。当時230円台と記憶します。これをもって今年末に向かって円高に推移すると同友人は分析しております。

阪神タイガース好調が及ぼす経済効果については大学研究生や銀行などが分析しており、3桁の億、優勝すれば4桁の億と予測しておりますが、特に低迷の関西地区はそれ以上の経済効果があると同友人は累々説明しております。関西以外に全国津々浦々にいる多数の「隠れ阪神ファン」より察するに、日本全体に及ぼすその経済効果は察するに余りあります。間違いなくその効果は海運造船にも好影響を及ぼすことでしょう。

阪神タイガースが優勝するまでファンでなくても応援することが、現在の市況を秋まで持続させることになりましょう。毎年巨人が優勝候補でそして優勝する経済効果より、18年ぶりに優勝する阪神タイガースの方が日本国中イヤ世界の海運市況に及ぼす好影響を期待する ... と関西の友人は涙を流して熱く語っておりました。


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