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コラム
1998 Vol. 6 (2) PDF 版


ドルが140円を境に乱高下しております。長期的に観れば海運界にとって円安が資するとは限りません。なにやら未踏の域 (底無し沼) に入ってゆく感あり胸がドキドキします。円の借金をドル転しようと考えている個人船主を散見します。しかし日替りメニューでほんとに実行できたのでしょうか?

昨今の為替市場は素人には分析出来ず対応出来ません。頭脳明晰な専門化が詳しくしかも確度の高い解説、予想をして頂きたいものです。私はその逆説でアクションとります。

現状では特に東南アジア向けの中古船売船は安価なら買うという訳でもありません。需要を喚起する様な経済状態ではありません。未だ各種新造船が竣工し、市場に投入され、一方老朽船が売船されないまま沈殿しています。しかしながら我々も日夜努力しております故、具体的な引合に対して是非前向きに対応して下さい。

よろしくお願い申し上げます。


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